フライパンから生まれた極上スイーツ話

フライパンから生まれた極上スイーツ話

フライパン料理は数多くありますが、フライパンがなければそもそも生まれなかった(かもしれない)、世界的に有名なスイーツがあるのをご存知でしょうか。

その素晴らしきお菓子は、19世紀後半のフランス北部、ロワール=エ=シェールで誕生しました。

そこにはステファニーとカロリーヌという姉妹がおり、実家の仕事の手伝いをしていました。

ある日、ステファニーはアップルパイを作ろうとしますが、失敗して炒めすぎてしまいます。

フライパンの上のリンゴを捨ててしまうのは勿体ないと考えたステファニーは、これ以上リンゴを焦がすまいと、近くにあったタルト生地を被せて、そのまま再びフライパンごとオーブンへ突っ込むのでした。

しばらくして取り出してみると、全く新しい料理が完成していました。

姉妹の実家のお仕事はホテルで、その名も『ホテルタタン』。

タタン姉妹が作ったタルト生地のスイーツ、それは「タルトタタン」と呼ばれ人気を博すのでした。

フライパンの上をスケートする謎生物?

フライパンを洗ったあと、自然乾燥ではなく、すぐに軽くコンロにかけてその場で水分を飛ばしてみると、フライパンの上を丸くなった水滴がツツーッと滑っていく姿が見られます。

皆さんも見た事ありませんか? 熱したフライパンに水滴を落とすと、水滴がまるで生き物の様に小さく跳ねながら表面を軽快に横滑りしていくのを。

実はあれには、ライデンフロスト効果という立派な名前がついていて、ドイツのお医者さん、ライデンフロストさんが発見したそうです。

ドイツ製のフライパン

一体どういう仕組みになっているかというと、熱されたフライパンの上の水分が、蒸発すると同時に、水分の外側に水蒸気が発生して全体にまとわりつき、それが膜となってしまって逆に水分が蒸発しにくくなるという状態、のようです。

水蒸気が水分を覆ってる為に摩擦が少なくなり、あの様に横滑りしていくのですね。

ネットにはビールを使ったライデンフロスト効果の動画もあって、中々面白い光景が見られますので、是非。